大谷環です。
前回のストレスフリーの練習の話では「筋肉運動による演奏」を
誰もが平等に持っていて、しかも無限のエネルギである「重力を使っての演奏」
にとって代わらせるというアイディアとその方法があるというお話をしました。
そのかんたんな例をあげれば、左手で弦を押さえるとき「握っていたり」、
右手で弾弦するとき「押し込んでいる」といったほとんど自動的起こる反応を、
左手だったら「ぶら下がる」、
右手だったら「落とす」といった動作に変化させようというものです。
ストレスフリーな練習を重ねていくと、緊張の度合いに対する
センスが高まっていきます。
そうするとさらに微妙な「緊張の差異」に気づき
「もっと力を使わなくても済む」道が見えてきます。
この道はゴールはありませんが、決して悲観的な感じではなく
「まだできるのか!」という驚きに満ちた発見の旅です。
ここがこのアイディアと方法の最大の醍醐味でもあります。
おまけに他の感覚も冴えてきます。
おそらく身体にできた余裕から生まれてくると思われますが、
とくに演奏で大事な感覚である聴覚は
筋肉で弾いていた時よりもずっと敏感になり、
いろいろな音が感知されてきます。
そのことは即演奏のきめこまやかさに繋がります。(つづく)
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